「もの・ことづくり力」アセスメント

「もの・ことづくり力」アセスメント

製造業各社では、企業価値の向上のために日夜努力を重ね、製品開発・供給体制を強化してきています。そこからそれぞれの企業の特徴が形成され、現在の地位を獲得する原動力になってきました。さらなる成長が求められている今日、果たして今のままで良いのか、と悩む企業も少なくありません。特に気なるのが、自分たちのポジション。また、他社との比較も気になります。他社に比べて果たして進んでいるのか遅れているのか。どのような点が強みで、どこが弱みなのか・・・。

自分たちのポジションを正しく知ることで、いつまでに何をすればよいかがより具体的にイメージできるようになるのは言うまでもありませ ん。しかし、競合他社との比較はそれほど簡単ではありません。情報を簡単には入手できませんし、他社との比較をベースに対策することの有効性にも疑問が残ります。

■自分たちのポジションを正しく知るには、客観的・絶対的な評価指標が必要

我々の経験から申し上げれば、他社との相対比較での方針立案はあまり良い結果を生みません。それをしている限り他社が基本となり、自分たちが後追いの立場になってしまいますし、他社動向を気にし過ぎることで、主体性も失いかねないからです。特に近年は「もの・ことづくり」、つまり製品を生み出す「ものづくり」と、製品、技術、サービスを使ってこれまでにない生活スタイルなどを提案する「ことづくり」の融合が不可欠になっており、独創的なアイデアや、今までなかったものを創造する能力が求められています。

そのような状況下では、自分たちの能力の客観的かつ絶対的な評価と、伸ばすべき方向の正しい理解の方がより重要になります。

それぞれの評価項目に対して、目標はどのレベルか、今現在どこまで到達しているのかを絶対的な指標で捉え、自分たちの強みや弱みを知れば、どのよう な改革が必要かが自ずと見えてきます。また、同じ評価を改革前後で実施すれば、実行した改革の効果を評価することも可能になります。

とはいえ、自分たちだけで評価の項目や評価指標を決めるのには手間がかかりますし、自らの手では客観的な評価も難しいのが実情です。

 

■VPrimesの「もの・ことづくり力」アセスメントサービス

客観的で精緻な現場力評価を行い、それをベースに業務改革構想を描きたい・・・このようなニーズにお応えするのが、VPrimesの「もの・ことづくり力」アセスメントサービスです。

●特徴1:「もの・ことづくり力」の測定に適した評価項目

当社では、PQCDSE(P:Productivity, Q:Quality, C:Cost, D:Delivery, S:Safety, E:Environment/Ecoogy)の6視点をベースに、もの・ことづくりを遂行する能力を測るのに適した評価項目を抽出し、それぞれに

    • 方針・体制の状況
    • 業務のしくみ・ルールの定義運用状況
    • 情報共有・コミュニケーションの状況
    • 技術の蓄積・管理状況
    • 人材育成状況
    • IT基盤、設備状況
    • 風土・文化・モラルの状況
    • 能力の保有範囲

の8項目の評価内容を定義しています。

●特徴2:丁寧な情報収集

上記評価項目は、現場の方々が答えやすく、解釈のばらつきが少なくなるような質問に展開しています。それを用いて対象部門の聞き取り調査やアンケートを実施し、結果を5段階の評価指標により評価することで、「もの・ことづくり力」を把握していきます。

●特徴3:得られた結果から所見をまとめ、目標達成に必要な強化ポイントや考えられる施策を提示

得られた結果を詳細に分析してまとめた所見では、実施企業(部門)の業務遂行能力レベル、強み、弱みを明らかにするだけでなく、中長期経営計画に示された目標の達成に必要な強化ポイントや考えられる施策を提示します。

●特徴4:評価目的により、いくつかのサブセットを用意

評価する対象や業務によって、いくつかの評価項目を抽出してサブセットとしてアセスメントを実施可能です。現在、

    • 3次元製品開発プロセス成熟度アセスメント
    • ETO型製品開発プロセス成熟度アセスメント

を用意しています。

本アセスメントを「業務改革構想/業務改革実行計画の策定」の前段で実施すれば、より精緻な現状把握が可能になり、改革の方向性を客観的に掴むことが可能になります。



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